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自然素材・塗壁材の調湿性能、栃木県の健康住宅。
栃木県 自然素材の健康住宅 調湿性能 木の家 湿気(水蒸気)のコントロール 

栃木県 自然素材の健康住宅 調湿性能 木の家 湿気(水蒸気)のコントロール 

自然素材の塗壁材、珪藻土・漆喰や無垢の木材、断熱材のセルロースファイバーにまで調湿作用調湿性能をうたっている場合が多いですね。

湿度の高いときは湿気を吸ってくれて、乾燥しているときには湿気を吐き出してくれる、そんなイメージを持つ方も多いと思います。

栃木県で木の家、自然素材の健康住宅をお奨めしている当社ですが、調湿性能については少し違った見解を持っています。

それは、壁が珪藻土の塗壁、床は無垢フローリング30mm、天井は無垢板張り12ミリの自然素材の内装材で仕上げた住宅に住んでいる私ですが、夏場はそれなりに湿度は高くなり不快に感じることも多く、室内を快適にしてくれる調湿性能は感じられません。

 

 

 

調湿建材 調湿素材 自然素材・塗壁 水蒸気・湿気の移動 結露対策 防湿層 栃木県

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珪藻土の塗壁材や無垢材が調湿性があるというのは本当のことです。でも住宅は二時間に一回は家の中の空気を入れ替える24時間換気が義務付けされています。

冬乾燥した状態から梅雨時まで、最低でも一日12回は空気を入れ替えています。夏に近づくにつれて外気の湿度は高くなり、内装材が少しづつ湿気をため込んでくれますが、限界は来ててしまいます。雨の日に換気により室内に入ってくる湿気(水蒸気)を内装材がどれぐらい吸ってくれるのでしょう。

 

 

蒸気の塗壁材は241g/㎡まで水蒸気を蓄えてくれるというものです。この塗壁材を200㎡塗ったとすると48,200g(48.2リットル)最大で吸湿してくれます。仮に25℃、湿度90%の外気とすると1㎥に含まれる水蒸気は20.8g、住宅が40坪(132㎡)、平均天井高2.6mとすると、

132㎡×2.6m×20.8g=713.8g

713.8g×12回=8,565.6g

調湿材の飽和状況48,200gはそんなすごい量ではないと思います。

もちろん湿度をゼロにするわけではありません。

湿度50%を維持出来たら最高ですし、何もせずに室内を外気より湿度を20%下げることが出来たらすごいことです。小さな箱の中を家に見立て、塗壁の部屋とビニールクロスの箱に、お湯を入れたコップを入れ湿度の状態を観察する実験では、すごい効果が出たように見えます。

でも、梅雨時のように毎日ジメジメした外気を室内に取り込むわけですから、吸湿できる量もほとんどなくなってしまいます。

調湿作用 調湿機能 水蒸気の移動 防湿層 結露防止 栃木県 家づくり

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自然素材塗壁、無垢材をお奨めするのは、住宅の湿度調整のためではなく、自然素材は有害物質の揮発が少なく室内の空間・質感が好きだからということで選んでほしいと思います。

また、防湿気密層の無い壁の場合、湿気は絶対水蒸気量の少ない外部に向かって移動し、夏は逆に水蒸気量の少ない室内に移動してしまいます。

室内側に防湿気密シートが施工されていれば、多少の給放湿効果はありますが、室内環境を大きく変える調湿性能はありません。

 

 

壁体内結露防止 木防湿気密層 結露対策 湿気・湿度のコントロール アレルギー対策 栃木県

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除湿は除湿器でもできますが熱を室内に放出し部屋が暑くなります。加湿器は室内に冷たい熱を放出しますので室温が下がります。

エアコンは除湿・加湿時の熱を屋外に放出してくれますので、快適性が高くなるというわけです。

 

ネット上にもこんな質問と回答が出ていましたので参考ににしてください。こちらから